八冊目読了 sotih
09sotihです。
・時刻 19:20
- 作者: 榊花月,九號
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2008/01/18
- メディア: 文庫
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探偵物BL小説。
先輩刑事が自らを庇い刺殺され、刑事を辞めた探偵・香西。彼は情報と引き換えに、暴力団の若頭・初芝と身体の関係を続けている。
家出少年の捜索中、香西は先輩刑事を刺した青年の所在を偶然知り、その近辺について探り出す。ちらつく敵対暴力団の影や麻薬取引の真相を追い求めるうち、香西は少年厚生施設の裏に隠された闇の事情に踏み込んでゆく。
伏線の張り方が安直でいかにもライトノベルである。推理要素はほとんど無く、物語の進行に並行して謎が芋づる式に解き明かされてゆくため、展開で読ませることは無い。
中途三回ほど所謂"濡れ場"があるが、そのどれもが物語の本筋からは要請されることはない、いわゆるサービスシーンであった。
物語が要請しないサービスシーンを含むゲームか否かで「エロゲー」と「ギャルゲー」を線引きしようと主張した物語評論家が確かいた気がしますが、その論形を流用すれば、これは「同性愛の含まれる探偵小説」ではなく「探偵要素のあるBL小説」としてジャンル分けされるべきなのでしょう(実際にそれとほぼ同様の扱いのようですしね)
……六冊目の「このBLがやばい!」で得た知識を用いることはできませんでした。すいません。
正直筋が退屈な上に非常に濃厚な性的描写が含まれていたので、疲れました……。
九冊目は90番・伊坂幸太郎の「重力ピエロ」でした。
今日は多分これで読みおさめでしょう。