二十四冊目 γフォトン
09γフォトンです。
・時刻 20:00
・読了した本
- 作者: ヴィリエ・ド・リラダン,斎藤磯雄
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1996/05/25
- メディア: 文庫
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・ページ数 492
・累積ポイント(累積ページ数-消費ポイント)
276+492-50(トイレ)=718
・読了した本の感想を簡潔に
発明家の紹介、人造人間の紹介、女について、人間の各部位の解釈と作り方、そして人造人間の誕生、喪失。
実際にイヴ(ハダリー)が登場するのはラスト五十ページ程度。それまでは工夫を凝らした作り方や女性論が続く。ラストではハダリーはあまりにあっけなく失われてしまう。人間なしでは起動できないためであった。
完璧な肉体を持つ女性の心を取り換えたいという欲は、科学によって増長された。
「科学万能主義」という単語を強く意識した。やはり自然には抗えないという紋切り型の否定もいいだろう。しかし、ほうら、やっぱりね、では済まないレベルまで科学は到達している。未来のイヴは、クローン羊であり、万能細胞であり、未来の私たち―精神が共有され肉体が永続化された存在、なのだ。未来になり科学が進歩するにつれ、科学についての倫理は考え直され、高められなければならないと思う。
BGM:【作業用BGM】 ベスト オブ ケルト 【100分】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6616473
「Fracture」 King Crimson
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9093127
時間がかかったので色々変わりました。高速剣の舞もありました。
NARUTO面白いですよ〜。ナルトェ…
次は「フィッツジェラルド短編集」です。