七冊目終了 γフォトン

09γフォトンです。

・時刻 8:40

・読了した本 83

神と仏 (講談社現代新書)

神と仏 (講談社現代新書)

・ページ数 209

・累積ポイント(累積ページ数-消費ポイント) 509+209=718

・読了した本の感想を簡潔に

 まず、プロローグで月に行った宇宙飛行士の話が出てきて、それと同じ体験が神と仏を知ることで出来る、とあるのだが、この導入は無い方がよい。p201には宇宙飛行士が聞いた神の声とやらについて考察するが、残念ながら彼らの神と、神道は違う。それを混同してしまっては何を言いたいのかよく分からないことになってしまう。

 文章の内容はよかった。六章構成であり、
1神は見えないが、仏は見える、神はそれそのものよりも場所が重視される
2神は媒介するもの、仏は体現するもの、イタコについてなど
3神は死に、仏は生に
4神は祟りを、仏は鎮め、
5巡礼において、到達によって神を知り、過程によって仏を知る
6どちらもイメージは老人だが、神は厳しく、仏は優しい。
という内容。

 なるほどそういうイメージを持っているなと再確認した。標準的な入門書だと思う。神と仏関連では、最近読んだ良書に、

宗教は国家を超えられるか 近代日本の検証 (ちくま学芸文庫)

宗教は国家を超えられるか 近代日本の検証 (ちくま学芸文庫)

がある。この本では近代日本における神道の優位性について触れており、歴史的な経緯を知ることができる。

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